エンタメ界の熱狂は、施術を提供する側のリラクゼーション業界にも劇的な経済効果をもたらしている。番組で紹介されたサロンや施術法には問い合わせが殺到し、数ヶ月先まで予約が埋まる事態が相次ぐ。単なる一過性のブームにとどまらず、心身の健康やウェルビーイングへの関心を高めるきっかけとして、一般消費者の間でも整体やマッサージの需要が底上げされた。
日本のエンターテインメント産業にとっても、このクロスオーバーは新たな収益モデルの確立を意味する。従来のCD販売やライブチケット、グッズ収入に依存した構造から脱却し、ヘルスケア企業とのスポンサーシップやタイアップ企画を通じて、新たなコンテンツ市場が開拓されつつある。エンタメと癒やしの融合は、産業全体の可能性を広げる試みといえるだろう。