東京・大手町に本社を置く大手IT企業のアドバンスドオフィスでは、毎朝のミーティング風景が一変した。社員がPCに向かって短時間話すだけで、音声波形と表情筋の微妙な動きから「集中度」「疲労感」「ポジティブ度」が算出される。従来のような自己申告形式のストレスチェックとは異なり、無意識のサインを捉える点が最大の特徴だ。
チームリーダーはダッシュボードを通じてメンバーのコンディションを把握し、過度な負荷がかかっている社員にはその日のうちに業務量の調整や面談をオファーする。「無理をしています」と自ら言い出せない真面目な社員ほど、このシステムに救われているという現場の声は多い。