就活以上に厳しいチェックが行われているのが、行政手続きの現場だ。特にパスポートのオンライン申請やマイナンバーカードの更新手続きでは、システムによる自動判定と目視チェックの二重体制が敷かれている。
デジタル庁関係者によると、オンライン申請で「不備」として弾かれる理由の筆頭が、アプリの自動補正による影の消失や、背景処理の不自然さだという。「アプリで背景を無理やり白や青に単色置き換えした際、頭髪の輪郭が削れていたり、肩のラインが歪んでいたりするケースが多発しています。また、瞳の大きさや顔の比率を変えるフィルターが適用されていると、顔認証システムが本人と認識できず、申請が却下されます」。
無駄な差戻しを避けるためには、美容フィルターを完全にオフにし、規定のピクセル数とファイルサイズを正確に出力できるアプリの選定が不可欠となる。