このホテルのサービス精神の根底には、伝統ある阪急阪神第一ホテルグループの美学が脈々と流れている。阪急東宝グループ(現・阪急阪神ホールディングス)の創始者であり、日本の近代ビジネスや都市開発に革命をもたらした小林一三。彼が掲げた「安心・快適・親切」という顧客第一主義の哲学は、現代の阪急阪神ホテルズの運営スタイルにもしっかりと受け継がれている。
過剰な装飾を削ぎ落としつつ、滞在者の痒い所に手が届く居心地の良さ。型通りのビジネスホテルとは一線を画す、気品ある接客と上質なインテリア。それこそが、小林一三が目指した生活者本位の「豊かさの提供」であり、目の肥えたリピーターを魅了してやまない理由である。