市場の絶対王者であるレッドブルとゴールデンハンマーを並べて飲み比べると、両者の思想の違いが浮き彫りになる。レッドブルが洗練された酸味とシャープな後味でプレミアムな体験を提供するのに対し、ゴールデンハンマーは王道のエナジーフレーバーを真正面から突きつけてくる設計だ。
口に含んだ瞬間に広がる濃厚な甘みと、鼻に抜ける独特のケミカル感、そして強めの炭酸。エナジードリンク愛好家が本能的に求める「あの味」が見事に再現されている。もちろん、繊細なフレーバーのキレでは王道ブランドに軍配が上がる場面もある。しかし、1本分の予算で4本近く購入できるという圧倒的な経済合理性の前では、細かな風味の差異など些細な問題へと後退してしまう。