単に糖質量が多いことだけが太る原因ではありません。そうめんが持つ性質と食べ方の特徴が重なることで、体脂肪を蓄積しやすい条件が揃ってしまいます。
第一の理由は、GI値(グリセミック・インデックス)の高さによる急激な血糖値上昇です。そうめんのGI値は約68〜80と中〜高GI食品に分類されます。細麺であるため消化吸収が極めて早く、食後に血糖値が急上昇する「血糖値スパイク」を引き起こします。これに反応して膵臓からインスリンが大量に分泌され、消費しきれなかった余剰な糖が中性脂肪として体内に溜め込まれる仕組みです。
第二の理由は、「咀嚼回数の少なさ」と「栄養の偏り」です。冷たいそうめんは噛まずに流し込めるため、満腹中枢が刺激される前に2束、3束と食べ過ぎてしまいがちです。さらに、ネギやつゆだけで済ませる「単品食べ」をすると、血糖値の上昇を緩やかにする食物繊維や、代謝を促すタンパク質・ビタミンB群が完全に不足します。つゆ自体に含まれるみりんや砂糖の糖質も加わり、代謝が滞ったまま脂肪だけが増加する悪循環に陥ります。