高度な数値予報モデルとスパコン解析を駆使する気象庁3か月予報プロジェクトは、今夏の天候シナリオについて詳細な警戒情報を発信している。地域ごとの気温偏差予測では、北日本から沖縄・奄美に至るまで、全域で「高い」確率が大きく占めている状況だ。
長年にわたりお茶の間に気象情報を届けてきた気象予報士の森田正光氏も、今夏の気温動向に対して強い注意を促す。かつての「夕立が涼をもたらす」という経験則は通用しづらくなっており、ゲリラ豪雨の直後であっても湿度が極端に上がり、不快指数と熱中症リスクをかえって跳ね上げる「熱帯化」現象への警戒が必要だと指摘する。