かつては大手紙とキー局が独占していた政治経済の言論市場に、インターネット主導の報道番組が決定的な地殻変動をもたらしている。その象徴が『ABEMA Prime』をはじめとするインターネット報道番組だ。従来のテレビ報道では「両論併記」という名のもとに骨抜きにされていた財政議論が、そこでは忖度なしの生放送で繰り広げられる。
高橋氏や藤井氏のような既存メディアの枠に収まらない論客が過激かつロジカルに主張を展開することで、若い世代を中心に「なぜメディアは本当の経済を伝えないのか」という疑問が広がった。この変化は政治経済メディア業界全体に強烈なプレッシャーを与えており、既存のテレビ局も従来の財務省偏重の解説をそのまま流し続けることが困難になりつつある。