二ノ宮知子による大ヒット漫画(講談社「Kiss」連載)を実写化したフジテレビ系テレビドラマ『のだめカンタービレ』。クラシック音楽という一見堅苦しい題材を鮮やかなラブコメディに昇華させた本作で、向井理が演じたのがボストン帰りの天才チェリスト・菊地亨である。
端正な顔立ちとスマートな立ち振る舞いでありながら、実は大の女好きという強烈な個性を備えたキャラクター。一歩間違えれば嫌われ者になりかねない役どころを、向井は抜群の清潔感と軽妙な演技で嫌みのない魅力的な人物へと仕立て上げた。画面に現れるだけで場が華やぐ圧倒的なオーラは、まさにドハマリ役と呼ぶにふさわしいものだった。