サイズの評価において最も重要なのが、正しく測定されているかという点だ。日本性科学会が推奨する測定ガイドラインでは、陰茎の背側(上部)の根元から亀頭の先端までを直線距離で測るのが標準とされる。しかし、自己計測においては重篤な測定誤差が生じやすい。
「恥骨周辺の皮下脂肪の厚さによって、見かけの長さは大きく変わります」と泌尿器科専門医は語る。脂肪に押し込まれた部分を含めず、目視で上から見下ろす形で測ってしまうと、自分自身のサイズを実数値より1cmから2cm近く短く誤認してしまうケースが後を絶たない。恥骨に物差しを軽く押し当てて測定する「機能的長さ」こそが、医療現場で採用される真のデータだ。
また、室温や体調、緊張度合いなどの生理的要因によっても、勃起時の周径や長さは数ミリ単位で揺れ動く。1回の測定結果に一喜一憂するのではなく、解剖学的な正しさを理解することが先決と言える。