ヒラメとカレイの違いを徹底解剖!見分け方から価格差の真相まで

ヒラメとカレイの違いを徹底解剖!見分け方から価格差の真相まで

ヒラメとカレイの違いを徹底解剖!見分け方から価格差の真相までにまつわる最新トピックを分かりやすく発信ます。

魚の正面ではなく、お腹を手前にして置いたときに「頭が左にあって目が左側にあるのがヒラメ」「頭が右にあって目が右側にあるのがカレイ」という識別法は、江戸時代から受け継がれてきた伝統的な判別基準です。水産庁や各地方自治体の水産試験場の資料でも、最も簡便な初期識別法として紹介されています。

しかし、なぜこれらは同じように平たい体を持ちながら、目が左右別々の方向に偏るのでしょうか。海洋生物学の研究によると、ヒラメもカレイも孵化直後の仔魚(しぎょ)期は、普通のアジやタイと同じように左右対称の体を持ち、海中を浮遊しながら泳いでいます。転機が訪れるのは生後2週間から1か月ほどが経過した全長約1センチ前後のタイミングです。

変態(へんたい)と呼ばれるこの過程で、ヒラメは右目が頭頂部を乗り越えて左側へ、カレイは左目が右側へと劇的に移動します。同時に浮き袋が退化し、目が集まった側を上(表)にして海底に腹這いになる底生生活へと移行するのです。この劇的な骨格と神経系の移動プロセスこそが、両者を平たい異形の魚へと仕立て上げる生物学的な分岐点となっています。

林 結菜
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林 結菜

エンタメ・カルチャー業界の深掘り取材を得意とし、現場のリアルな声をお伝えします。