星野一家がメインとなるエピソードは、日常ののんびりした空気感とSF要素のギャップによって、シリーズ屈指の「神回」としてファンの間で語り継がれています。
代表的なエピソードの一つが、星野くんの自宅におじゃる丸やカズマが遊びに行く回です。外観はどこにでもある木造家屋ですが、畳を上げると床下に巨大な反重力宇宙船が格納されており、ハイテク機器と昭和レトロな家具が同居する異様な空間が広がっています。それを見たカズマたちが大騒ぎするでもなく、「へえ、すごいね」と受け流すシュールな掛け合いは、本作ならではの醍醐味です。
また、星野パパが母星へ定期連絡を入れる回も秀逸です。モニター越しに厳格な司令官から地球征服の進捗を問い詰められるものの、星野パパは「現在、町内会の掃除当番を担当しており、地域の信頼を獲得する作戦を展開中」などと巧みな言い訳を並べ立て、最後は家族全員で夕食のカレーを食べて終わるという、平和的アイロニーに満ちた展開が描かれました。