成宮寛貴 ドラマ代表作の歴史を振り返ると、平成を代表する数々の名作が並びます。2002年の『ごくせん』(日本テレビ系)で不良生徒・野田猛役を演じてブレイクを果たすと、『Stand UP!!』『オレンジデイズ』『ブラッディ・マンデイ』『ヤンキー君とメガネちゃん』など、陰影のある複雑な役柄からコミカルな青年まで幅広い演技力で視聴者を魅了しました。
中でも俳優としてのキャリアの頂点と目されたのが、国民的ドラマ『相棒』(テレビ朝日系)における3代目相棒・甲斐享(カイト)役への抜擢でした。2012年のseason11から2015年のseason13まで、水谷豊氏演じる杉下右衛門の相棒を3シーズンにわたり務め上げました。
ネット上の一部では「相棒の降板理由が薬物疑惑や引退と関係しているのではないか」という混同が見られますが、これは時系列上の明確な誤解です。成宮氏の相棒降板は2015年3月のseason13最終回であり、引退報道が起きた2016年12月より1年半以上も前の出来事です。
season13最終回で甲斐享が「ダークナイト」と呼ばれる連続暴行犯であったという衝撃的な結末は、脚本・演出上の仕掛けであり、当時の契約満了に伴う正規の卒業でした。しかし、この劇的な退場劇の鮮烈さとその後の引退劇がファンの記憶の中で重なり、「相棒への復帰はあり得るのか」という議論が長期にわたり再燃し続ける要因となっています。