彼らの真骨頂といえば、極限まで突き詰められた役作りと本物志向のアクションだ。特に『アクション映画』における二人の体のキレと説得力は、他の追随を許さない。役柄に合わせて体重を数十キロ増減させ、完璧なフォルムを作り上げる鈴木の執念は、国内外から「カメレオン俳優」と称賛される。
一方で、小栗のアクションには長年のキャリアで培われた優雅さと破壊的な重厚感が同居する。殺陣や銃闘の身のこなし一つをとっても、事前の徹底的なトレーニングが背景にあることは明らかだ。
CGや吹き替えに安易に頼らず、自らの肉体を極限まで追い込んで臨むそのスタイルは、日本のアクション表現を新たな高みへと引き上げている。スクリーンから滴り落ちる汗と血の通ったアクションこそが、観客の感情を揺さぶるのだ。