ここで明確にしておかなければならないのは、公式な「ストレッチポール」の商標を持つ株式会社LPNなどの正規品や、ピラティススタジオで採用される本格的なロングポールとの決定的な違いだ。
正規品のストレッチポールは、長さ約98cm、直径約15cm前後の円柱形であり、背骨全体を乗せて脱力することで骨格のアライメントを整えるよう精密に設計されている。内部の芯材には長期間の使用でもへたらない特殊ポリプロピレンなどが使われ、計算し尽くされた硬度と復元力を誇る。
一方、セリアのアイテムは全長が短いため、背骨全体を一度に乗せる縦乗りエクササイズには物理的に対応できない。両者は名前こそ似通って呼ばれることがあるものの、構造も目的も全く異なる別物だ。「背骨全体の歪みを整えたい」なら正規品一択だが、「デスクワークで凝り固まった肩甲骨周りや脚をピンポイントでほぐしたい」という目的であれば、セリアの手軽さが勝る場面も多い。