トップを追う陣営の攻防も苛烈だ。白元アース株式会社は、小顔効果や美シルエットを前面に打ち出した製品群で若い世代や女性層を中心に強烈な支持を獲得している。季節ごとの冷感タイプや保湿機能を備えた高機能マスクを展開し、定番棚のシェアを着実に削り取ってきた。
一方、異業種からの参入で圧倒的な存在感を示したアイリスオーヤマ株式会社は、国内工場での内製化による供給スピードと高い原価率を武器に急成長を遂げた。自社の強力な物流網を駆使し、日用品店からECプラットフォームまで網羅する流通力で市場の一角を占めている。
さらに、医療用レベルの捕集効率をアピールする興和の三次元マスクなど、各社が自社の得意分野を研ぎ澄ませて激突している。価格競争に頼らない「機能特化型」の製品開発こそが、激変するシェアの構図を決める鍵だ。