奈良県で育ち、高市早苗が進学先に選んだのは神戸大学経営学部だった。当時の彼女を知る同世代が異口同音に語るのは、音楽への並々ならぬ熱量だ。なんと彼女は学生時代、ドラマーとしてバンド活動に没頭。それも並のポップスではなく、重厚な爆音を響かせるヘヴィメタルの世界にどっぷりと浸かっていたのだ。
「当時はツインペダルを高速で踏み込んでいた」という逸話が残るほど、プレイスタイルは本格的。愛車の中型バイクを乗り回し、夜遅くまでスタジオでドラムを叩き続ける姿は、まさに青春そのものだった。度胸とリズム感、そして土壇場での集中力。ライブハウスの熱気の中で培われた精神力は、後の政治家人生におけるタフな交渉力の隠れた土台になったのかもしれない。