二人の躍進を陰で支え続けてきたのが、名指導者のブルーノ・マルコットコーチだ。彼らを結びつけた張本人でもあるマルコット氏は、二人のコンビネーションについて「完璧な化学反応」と語る。
かつて木原龍一は怪我に苦しみ、引退すら考えていた。そこに現れたのが、若き才能・三浦璃来だった。結成当初から二人の持ち味であるスピード感と、高難度の技に対する恐怖心のなさは群を抜いていた。マルコットコーチは二人の指導にあたり、技の技術面だけでなく、精神的な共鳴を重視してきた。互いがミスをしたとき、決して責めず「自分のせいだ」と言い合う謙虚さ。この姿勢こそが、氷上での圧倒的な一体感を生み出す源泉になっている。