欧米勢が世界市場の主導権を握るなか、日本企業の巻き返しも見逃せない。メガ再編で誕生した巨大グループが網羅的なインフラ運営に注力する一方で、特定分野での突出した強みを持つ日本企業に勝機が芽生えている。
例えば、産業用超純水製造や排水回収技術で世界最高峰の技術を誇る栗田工業は、半導体メーカーのグローバル展開に密着した高付加価値ソリューションで確固たる地位を築く。また、浄水処理のセラミック膜技術や自治体向けソリューションに強いメタウォーターは、国内のPPP/PFI事業で培った実績をテコに海外や広域連携事業へ参入を図る。巨頭がカバーしきれないニッチな技術領域や、高い信頼性を求められる高度産業用処理において、日本勢の技術力は大きなアドバンテージを発揮している。