だが、どんなに優れた食材であっても、与え方を誤れば愛犬の命を危険にさらす牙となる。第一の罠は「丸呑みによる窒息や閉塞」だ。食欲旺盛な犬や小型犬、あるいは咀嚼力の落ちたシニア犬が、硬い粒を噛まずにそのまま呑み込むと、喉や食道を塞いで重大な事故を引き起こす。
第二の懸念は、過剰摂取による消化器への負担だ。ブルーベリーには豊富な食物繊維と天然の果糖が含まれる。良かれと思って大量に与えると、腸内環境が急激に変化して下痢や軟便、強い腹痛を招く。冷凍ブルーベリーを与える場合も注意が必要だ。凍った固い粒は歯を破損させるリスクがあるほか、消化管を冷やして胃腸の動きを停滞させるため、解凍して軽く潰してから与えるのが鉄則である。