ヒカル氏の事業家としての手腕を決定づけたのが、自身が立ち上げたライフスタイルブランド「ReZARD(リザード)」の躍進と、ファミリーレストラン大手ジョイフルとの提携プロジェクトです。
ReZARDは「ハイブランドと同等の品質を、1万円前後で提供する」という明確なコンセプトを掲げてスタートしました。ECサイト開設直後から注文が殺到し、立ち上げ初年度で売上25億円を突破。その後もアパレルにとどまらず、シューズ、香水、コスメ、ヘッドスパサロンへと領域を拡張し、累計売上高は数百億円規模に達しています。特にシューズ通販サイト「ロコンド」とのコラボレーションでは、同社のサーバーをダウンさせるほどの購買インパクトを起こし、株価高騰の起爆剤となったことは経済界でも大きなニュースとなりました。
さらに、外食産業の常識を覆したのがヒカルとジョイフルのコラボ展開です。コロナ禍で大打撃を受けていた同社に対し、ヒカル氏が監修した「ヒカル考案 冗談抜きで旨いハンバーグ」を投入。これが累計販売数1,000万食を超える大ヒットを記録し、赤字に苦しんでいたジョイフルの業績を劇的なV字回復へと導きました。単なるイメージキャラクターではなく、売上に連動したロイヤリティ契約(レベニューシェア)を結ぶことで、企業再生と巨額の事業所得を両立させるという、まさに「実業家ヒカル」の真骨頂を見せつけた事例です。