札幌中央署捜査本部による捜査が進むにつれ、両親が果たした具体的な役割が浮き彫りになり、世間は再び驚愕することとなりました。
父親である田村修被告の関与は、単なる事後従犯の域を遥かに超えていました。事件前、瑠奈被告に頼まれて大型のノコギリや折りたたみ式ナイフ、複数の手袋や防護服、さらには頭部を持ち運ぶための大型スーツケースを一緒に購入。事件当日の深夜には、車で瑠奈被告を現場近くまで送迎し、犯行が終わるまでの間、現場周辺で待機して再び車で自宅まで連れ帰っていました。さらに、自宅に持ち帰られた頭部の損壊行為にも立ち会い、動画撮影を行うなど、実行行為そのもの以外のほぼすべての段階を物理的に支えていたのです。
一方、母親の田村浩子被告は、自宅の浴室に切断された頭部が置かれていることを認識しながら、それを容認し、頭部損壊の現場を記録するよう瑠奈被告から依頼された修被告の求めに応じてビデオカメラの撮影に関与するなどしたとされています。母親の公判では、浩子被告自身も娘からの精神的支配と恐怖に晒されており、日常的に「家庭の崩壊」を防ぐために異常な現実を受け入れざるを得なかった心情が語られました。