日光東照宮のある街中から中禅寺湖、さらに戦場ヶ原や奥日光へと足を伸ばす際、旅行者が最も直面しやすいのが強烈な「気候の二面性」だ。標高差が1000メートル以上に及ぶ栃木エリアでは、平地が25度を超える汗ばむ陽気であっても、山頂付近では凍えるような冷風が吹き荒れることが珍しくない。
特に2026年の春・秋シーズンは、高気圧と低気圧の通過スパンが短く、山間部では数時間単位で天候が目まぐるしく変化する。霧に包まれたかと思えば一瞬で視界が開け、その直後に雹(ひょう)が降る——まさに「1日の中に4つの季節が存在する」と形容される激しい気象変動が、登山客やドライブ客を脅かしている。