これまでACジャパンのCM出演を通じて、不条理な批判をユーモアと寛容さで包み込む言葉を全国のお茶の間に浸透させてきた呂布カルマ。コワモテな外見とは裏腹な知性と人間味が、幅広い層からの支持を得るきっかけとなったことは記憶に新しい。
一方で、山口いづみが長年大切に温めてきた音楽活動、とりわけ味わい深い昭和歌謡やボサノバの歌唱は、近年のシティポップ再評価の波に乗って世界中から新たな注目を集めている。ストリートのヒップホップと、日本の音楽史を彩るクラシックな昭和歌謡。一見交わらない二つの線が重なったとき、聴く者に新鮮な刺激とどこか懐かしい心地よさを同時に与えてくれるのだ。