あの夜、NHKのスタジオに響き渡った一言。それが「僕は嫌だ」という強烈な拒絶の叫びだった。お笑い界のトップでありながら大の欅坂46ファンとしても知られた内村光良は、コラボステージにおいて全身全霊でパフォーマンスに参加。そこにあったのはパロディでもお遊びでもなく、真剣勝負の対峙だった。
内村が平手に向けた「大丈夫?」という低く優しい囁きと、それに応えるように強く頷いた平手の気迫。テレビの画面越しにも伝わる二人の信頼関係と息詰まる緊張感は、日本のテレビ史に刻まれる名場面となった。観客の期待に応えるだけでなく、自己の存在意義をかけて叫ぶ「僕は嫌だ」のフレーズは、抑圧された若者たちの葛藤を代弁する時代の大声量として響き渡った。