今年、SNSを中心に爆発的なヒットを記録したあるスタートアップのガジェットがある。開発チームは当初、多機能なデバイスを企画していたが、最終的に機能を一つだけに絞り込んだ。これこそが、無駄な枝葉を切り落とす決断の好例だ。
「これもできる、あれもできる」は、往々にして「何も尖っていない」と同義である。多くのプロジェクトが、失敗を恐れるあまりに機能を盛り込み、結果として誰の心にも刺さらないゴミを生み出してしまう。現代のヒットメーカーたちは、かつての任天堂がそうであったように、容赦なく「あかん」部分を削ぎ落とす勇気を持っている。