倒産リスクを客観的に評価する指標として、最も重視されるのが自己資本比率である。金融庁が国内基準の地方銀行に求める自己資本比率は4%以上と定められている。福島銀行の自己資本比率は、SBIグループからの資本注入や優先株の発行等を通じた財務基盤の補強により、規制ラインである4%を十分に上回る水準を維持し続けている。
仮に自己資本比率が危険水準まで低下した場合、金融庁から早期是正措置が発動され、業務改善命令や業務停止命令が出されることになる。現状においてそのような行政処分が出される兆候はなく、監督官庁の規制枠組みの中でも健全性の最低ラインはクリアしていると言える。つまり、経営悪化の噂はあるものの、自己資本の観点から即座に破綻する心配は極めて低い。