「朝は完璧に結んだのに、帰宅時には髪がボロボロにほどけていた」という悩みの原因の多くは、体育の授業と赤白帽子の摩擦にあります。小学生の頭部運動量は大人の約2.3倍に達し、帽子の着脱によって結び目には常に斜め上方向の引っ張り応力が加わっています。
学校生活で体育でも崩れない結び方を追求する場合、結び目の位置は「耳たぶの高さ、またはそれ以下」に設定するのが鉄則です。高い位置でのポニーテールは帽子をかぶった際に後頭部が圧迫され、帽子のゴム紐が結び目を削るようにずらしてしまいます。一方、うなじ付近で結ぶローポニースタイルであれば、帽子のツバや後頭部のゴムバンドと干渉せず、帽子をかぶりやすい髪型として一日中快適に過ごせます。
また、崩れを防ぐ物理的なアプローチとして推奨されるのが「アンカー結び」です。1本のゴムで髪全体を一気に縛るのではなく、まずハーフアップの要領で上半分を細めのシリコンゴムで固定し、そのゴムの結び目を巻き込むようにして残りの下半分を太めのナイロンゴムで結び合わせます。この二重構造を採用するだけで、縄跳びやドッジボールのような激しい上下運動でも結び目が下垂するのを完全に防ぐことができます。