ヒーロー協会における公式階級は、上からS級・A級・B級・C級の4段階で構成されています。協会の設立当初はA級からC級までの区分でしたが、通常の戦闘力測定基準では測れない「単独で災害レベル鬼以上の怪人を撃破できる規格外の猛者」を収容するために急遽新設されたのがS級という特異な枠組みです。
協会の認定試験では、体力テスト(50点満点)と筆記試験(50点満点)の計100点満点で初期クラスが決定されます。サイタマがすべての体力測定で前人未到の協会新記録を樹立しながらC級388位(最下位)からのスタートとなったのは、筆記試験および面接における著しい低評価と、協会員側の「不正を疑う先入観」が原因でした。
さらに昇格基準にも特異なルールが存在します。C級ヒーローには「週に1度の活動実績報告」が義務付けられており、ノルマを達成できなければ除名処分となります。一方、B級以上になるとノルマは免除され、各階級の1位に到達した者のみが「自らの意思で上の階級へ昇格するか、現階級の1位に留まり続けるか」を選択できる権利を得ます。この制度が、A級1位イケメン仮面アマイマスクやB級1位地獄のフブキによる「門番支配」を生み出す温床となっています。