実際の現場ではどのような投資家心理が交錯しているのか、5ch市況板やYahooファイナンス掲示板、SNS上の発言を定点観測すると、明確な心理サイクルが浮かび上がります。
株価急騰局面では「テンバガー再来」「世界の半導体を支配する企業」といった強気な発言が掲示板を埋め尽くし、高値圏での信用買い残が急速に積み上がります。ところが、大口の売り仕掛けや地合い悪化でひとたび下落トレンドに入ると、一転して「追証の危機」「もう耐えられない」といった悲鳴や、会社の経営姿勢を批判する書き込みが激増します。
個人投資家のネットの反応を詳細に分析すると、多くの短期トレーダーが「板の気配」や「PTSの価格」という目先の情報に翻弄され、機関投資家が仕掛けた揺さぶりによって最も不利なタイミングで狼狽売りさせられている実態が窺えます。ネット掲示板の熱狂と絶望は、市場の先行指標というよりも、むしろ「逆張りのシグナル(過度の悲観は買い、過度の楽観は警戒)」として機能することが多々あります。