「NBAチャンピオンリングは誰がもらえるのか?」という疑問に対する明確な答えは、「球団オーナーが渡したいと決めたすべての人」です。NBA公式が厳格に受給者を指定しているわけではなく、リングの発注・配分権限は優勝したフランチャイズ(球団)に委ねられています。
一般的に配布される対象は、大きく以下の3つの階層(ティア)に分かれています。
- 【Tier 1:フルカスタム・純正リング】
登録選手(ロスター)、ヘッドコーチ、アシスタントコーチ、GM(ゼネラルマネージャー)、球団オーナー陣。本物のダイヤモンドと貴金属で完全に個人の名前・背番号が刻まれる仕様。 - 【Tier 2:フロントスタッフ・チーム関係者】
アスレティックトレーナー、ストレングスコーチ、広報、スカウト、ビデオコーディネーターなど。デザインは同等ながら、石のグレードや素材を調整したカスタム品が配られることが多い。 - 【Tier 3:球団職員・アリーナスタッフ】
チケット営業担当、アリーナの警備・清掃スタッフ、オフィス事務員など。チームへの長年の貢献に感謝し、廉価版仕様の記念リングやペンダントがオーナーの意向で全員に贈呈される美談も度々報じられています。
興味深いのが「シーズン途中でトレード・解雇された選手」への対応です。レギュラーシーズンで数試合でも貢献した選手には、優勝後に球団からリング受け取りの打診が行われるのが慣例です。しかし、選手側のプライドから「最後までチームで戦っていない」として受け取りを辞退するケースもあれば、感謝とともに受け取るケースもあり、アスリートそれぞれの美学が交錯するポイントとなっています。