作詞を担当した坂井泉水さんは、生前のインタビューでこの曲が生まれた背景について語っています。当時、何かの目標に向かって必死に頑張っていた知人(遠距離で夢を追う友人や受験生など)に対して、「励ましになるような手紙を書きたい」というパーソナルな動機が出発点でした。
レコーディングスタジオに入ってからも、坂井さんは最後まで歌詞の細かなニュアンスにこだわり続けました。当初は別のフレーズだった部分も、「より相手の心に届く言葉は何か」「聴いた人が孤独を感じない表現はどれか」とギリギリまでノートに向き合い、言葉を差し替えていったといいます。
「最後まで走り抜けて」「ゴールは近づいてる」という言葉は、マラソンやスポーツのゴールだけでなく、人生の目標に向かって孤独な戦いを続ける人へ贈るエールでした。坂井さん自身の飾らない真心が、時代を超えて色褪せない言霊となって宿っています。