SNSや映画レビューサイトにおけるネットの評判を見ると、子どもの頃の恐怖体験から、大人になってからの再評価へと視点が変化している様子がうかがえます。
「小学生の時に見て怖すぎてトラウマになったが、親になった今見直すと、どんな過酷な状況でも麦のように強く生き抜くゲンの姿に涙が止まらない」「核兵器の残虐性をこれほど誤魔化さずに伝えた映像作品は世界中どこを探してもない」といった、作品の持つ本質的な力強さを称賛する声が圧倒的です。
単なる恐怖映像ではなく、不条理な戦争被害のなかで逞しく前を向く主人公一家の生命力こそが、国境や時代を超えて観客の心を打ち続ける理由といえます。