Q1:圧迫骨折の痛みはいつまで続きますか?完治までの治療期間の目安は?
A1:激しい安静時痛は通常2〜3週間程度でピークを越え、骨癒合が進むにつれて受傷後2〜3カ月で日常生活に支障のないレベルまで落ち着いていきます。ただし、骨粗鬆症が重度の場合や初期に安静を怠って椎体圧潰が進行した場合は、偽関節となって半年以上鈍痛が残ることがあります。2カ月を過ぎても痛みが変わらない、または強くなる場合はMRI等による再検査が必要です。
Q2:お風呂(入浴)はいつから入って良いですか?湯船に浸かっても大丈夫?
A2:シャワー浴は痛みが落ち着き、一人で立位や椅子への着席が安定する受傷後2〜3週前後から主治医の許可のもと可能です。ただし、湯船に浸かる行為は浴槽のまたぎ動作や立ち上がり時に背骨へ強烈な負荷がかかるため、骨癒合の兆候が見える受傷後4週〜6週以降が目安となります。滑り止めマットや手すりを設置し、前屈みにならず出入りできる環境を整えてください。
Q3:コルセットは寝るときも着けておく必要がありますか?いつまで着けるべき?
A3:装着期間は一般的に2カ月〜3カ月間です。就寝時の装着については、骨折の重症度や装具の種類(硬性プラスチックか軟性か)によって医師の判断が分かれます。寝返り時の回旋ストレスを防ぐため初期数週間は就寝中も装着を指示される場合と、皮膚トラブル防止のために就寝時は外して起き上がる直前にベッド上で装着する場合があるため、必ず主治医の具体的な指示に従ってください。
Q4:再骨折を防ぐために、日常生活で最も気をつけるべき骨粗鬆症予防は何ですか?
A4:一度圧迫骨折を起こした人は、1年以内に次の背骨が折れるリスクが約4〜5倍に跳ね上がります(骨折のドミノ現象)。日常生活での禁忌姿勢の徹底に加え、受傷直後から骨密度を高める骨粗鬆症治療薬(骨形成促進薬の注射製剤や抗RANKL抗体薬など)を確実に導入し、食事でのカルシウム・ビタミンD・ビタミンKの摂取、日光浴、転倒の原因となる床の段差やコード類の排除を徹底することが最大の予防策です。