2026年7月に発表され、2026年3月末をもって実行されたTOKIOからの脱退および事務所退所。当時、公式発表では「クリエイターとしてゼロから新しい仕事の形を作り上げていく」と説明されましたが、その決断に至った根本的な要因には音楽活動への強い情熱がありました。
TOKIOは2018年、ベースを担当していた山口達也氏の不祥事・脱退を機に、バンドとしての音楽活動を完全にストップせざるを得ない状況に追い込まれました。グループ内の楽曲制作を牽引し、作詞・作曲・編曲まで手掛けていた長瀬にとって、楽器を鳴らせない日々は表現者として耐え難い葛藤を生んでいたとされます。
「バンドとして音を出せないなら、TOKIOとしての音楽活動はできない」という妥協なきプロ意識と、他メンバーが会社設立やタレント業へ舵を切る中で生じた方向性の違いが、退所という道を選択させた最大の理由です。決して不仲による分裂ではなく、お互いの人生と表現を尊重し合った末の「前向きな独立」であったことが、その後のメンバー同士の温かい交流からも窺えます。