長年にわたり教育の現場を観察し続けてきた教育評論家の「尾木ママ」こと尾木直樹氏は、スマホの早期所持が子どもの発達に与える影響について強い危惧を表明している。脳の発達段階にある小学生が短尺動画の刺激やSNSの終わりなきフィードに晒され続けると、自己コントロール力や集中力が著しく低下するリスクがあるという。
一方で尾木氏は、責任をすべて家庭だけに押し付ける構造にも疑問を呈する。学校現場において知識の暗記にとどまらない実践的な情報モラル教育を拡充することが極めて重要だと訴える。単なる禁止事項の押し付けではなく、デジタルツールと健全につきあうための思考力を養う取り組みが求められている。