制作にあたり、小田和正はドラマのプロットや準備稿を丁寧に読み込み、岩手・盛岡の清涼な空気感と主人公が直面する葛藤をイメージしながら筆を執りました。音楽関係者の証言によると、小田は単なる応援歌にとどまらない「人生の途上で立ち止まる瞬間への眼差し」を楽曲に注ぎ込んだとされています。
楽曲の核を成すのは、漢字の「大丈夫」ではなく、あえてカタカナで表記された『ダイジョウブ』という言葉のニュアンスです。「絶対に大丈夫だから頑張れ」という強迫観念めいた励ましではなく、「つらいときは泣いてもいい、遠回りしてもいい、最後はきっとダイジョウブだから」という、心理的な安全地帯を差し伸べるような包容力が歌詞全体に息づいています。
レコーディングには、コーラスとして佐藤竹善(SING LIKE TALKING)や山本潤子といった実力派ミュージシャンが参加。重層的で透明感のあるコーラスワークが、小田のボーカルを優しく包み込み、孤独になりがちな挑戦者の心を癒やす音響空間を作り上げました。