テレキャスターの代名詞ともいえるヴィンテージスタイルの3ウェイ・ブリッジでは、1つのサドルで2本の弦を支える構造になっています。このため、テレキャスターの3連サドル弦高調整には独自のコツが求められます。サドル1基につき2本のイモネジが備わっていますが、これらを回す際は両方の高さを揃えるだけでなく、指板の丸みに合わせてサドル自体をわずかに傾けるアプローチが有効です。
作業にあたっては、USA製であれば「0.050インチ」、国産やアジア製であれば「1.5mm」といった規格に合致した弦高調整に必要な工具や六角レンチを必ず使用してください。サイズ違いのレンチを無理に使うとネジ穴を舐める原因になります。弦高やビビりの対策としては、サドルの溝と弦の接触ポイントにバリがないか確認し、弦の振動を阻害しない均等なテンションがかかるよう、ブリッジサドル調整のコツを押さえて高さを追い込んでいきます。チョーキング時に音が消える「チョーキング詰まり」が発生する場合は、該当弦のサドルを0.1mm単位でわずかに持ち上げることが解決への近道です。