四字熟語「不撓不屈」の読み方は「ふとうふくつ」です。日本漢字能力検定(漢検)では1級相当の高度な語彙に分類されますが、日常のニュース報道やビジネスシーン、スポーツ紙面などで目にする機会は極めて多い言葉です。
言葉の解像度を上げるために、構成される漢字を「不撓」と「不屈」の2つの熟語に分解して読み解いてみましょう。
- 「撓(とう)」:訓読みで「たわむ」「しなる」「みだれる」と読み、外からの力によって木などが弓なりに曲がる様子を表します。打ち消しの「不」を冠した「不撓」は、「どれほど強大な圧力が加わっても、決して曲がらない・たわまない」状態を示します。
- 「屈(くつ)」:「屈する」「かがむ」「まげる」を意味します。「不屈」とすることで、「困難や相手の力に負けて膝を屈しない・降伏しない」ことを意味します。
つまり、不撓不屈とは単に「頑張る」「諦めない」といった感情論にとどまりません。「外的な圧力や逆境に対して、自らの信念や方針をミリ単位たりとも曲げず、決して屈服しない強靭な精神力」を指す極めて強度の高い表現なのです。