一人で指にテープを巻く際、最も多い失敗が「テープが手の中で丸まる」「きつく巻きすぎて指先が鬱血する」というトラブルです。ここでは、市販のドラッグストアで買える指用テープ(伸縮性テーピングまたはキネシオロジーテープ)を用いた、一人で綺麗に固定できる2つの基本手法を解説します。
準備するものは、幅12.5mm〜25mmの伸縮性テープとハサミです(手で切れるタイプであればハサミ不要)。
方法1:日常動作を支える「バツ字クロスサポート巻き」
関節の曲げ伸ばしによる痛みを和らげつつ、一定の作業性を残したい場合に最適です。
- テープの採寸:約7〜8cmの長さにカットしたテープを2本用意します。
- 1本目の貼付:指の第一関節の腹側(手のひら側)からスタートし、関節の横を通って背側(爪側)へ斜め45度に引き上げながら貼り付けます。
- 2本目の貼付:反対側から同様に斜め45度に交差させ、関節の腹側で「X(バツ)」の形を作るように重ねて貼ります。
- テンションの調整:テープを引っ張る強さは50%程度に留め、関節が完全に曲がり切らない適度なサポート力を保ちます。
方法2:安静を保つ「DIP関節スパイラル固定法」
突き指直後やヘバーデン結節の急性期など、しっかりとした突き指の第一関節固定を行いたい場合の手順です。
- アンカーテープ:第一関節のやや下(第二関節との間)に、幅12.5mmのテープを締め付けすぎないよう1周巻きます。
- スパイラル巻き:約10cmのテープをアンカーから爪の根元に向けて螺旋状に巻き上げ、第一関節を包み込むように2周ほど重なりを持たせながら巻きます。
- フィニッシュ:爪の生え際にかからない位置でテープを圧着します。指先を軽く曲げてみて、関節がしっかりとロックされている感覚があれば完了です。