SNSなどでモモンガを飼育している動画を見て、「自分も飼ってみたい」と感じる人は少なくありません。ここで押さえておきたいのが、日本の野生モモンガおよびムササビは飼育できないという法律上の絶対ルールです。
日本の野生鳥獣は「鳥獣保護管理法」によって厳重に守られており、許可のない捕獲、飼育、譲渡、売買はすべて違法となります。山で見つけて保護する行為も原則として認められていません。
現在ペットショップで一般的に流通しているのは、野生のニホンモモンガではなく、オーストラリアやインドネシア原産の「フクロモモンガ」です。
名前に「モモンガ」と付きますが、フクロモモンガはリス科(げっ歯類)ではなく、カンガルーやコアラと同じ有袋類(フクロネズミ目)に属する全く別の動物です。メスはお腹に育児嚢(フクロ)を持ち、そこで子育てを行います。
フクロモモンガを飼育する際は、以下の基本的なポイントを理解しておく必要があります。
熱帯・亜熱帯地域原産のため寒さに極めて弱く、エアコンやペットヒーターを用いた24〜28度前後の厳格な温度管理が欠かせません。また、雑食性で果物や昆虫ゼリー、専用ペレットなどをバランスよく与える必要があります。夜行性で夜間に活発に動くため、生活リズムの擦り合わせや夜間の物音への配慮も求められます。