雪解けが進み、札幌に短い春が訪れると、中島公園は桜の名所として脚光を浴びる。園内にはエゾヤマザクラ、ソメイヨシノ、ヤエザクラ、シダレザクラなど約400本の桜が植えられており、4月下旬から5月中旬にかけて順次見頃を迎える。
歴史的建造物と桜のコントラスト
特に絶好の撮影スポットとなるのが、明治天皇の行幸を迎えるために建てられたウルトラマリンブルーの洋館「豊平館(ほうへいかん)」の前庭だ。白と青の優美な木造建築に、淡いピンクの桜が映える光景は一見の価値がある。また、菖蒲池(しょうぶいけ)の周遊路では、水面に迫り出すように咲く桜をボートの上から鑑賞する趣向も人気を博している。
ボート営業の開始と春の散策イベント
春の訪れとともに菖蒲池の貸しボート(手漕ぎボート)営業が再開される。春風を感じながら水上から桜並木を眺める体験は、カップルやファミリー層に定評がある。期間中はボート乗り場付近で写真コンテストや、ガイドボランティアによる歴史ガイドツアーが不定期で開催され、歴史と自然の両面から春の公園を体験できる仕組みが整えられている。