水元公園の魅力は水辺だけにとどまらない。そびえ立つメタセコイアの森は、猛禽類にとっても格好の狩り場だ。冬の澄んだ空気の中、林間を鋭い眼光で見下ろすオオタカやノスリの姿が頻繁に目撃されている。
「キィー、キィー」という鋭い鳴き声が響き渡ると、それまで騒がしかったヒバリやツグミたちが一瞬にして静まり返る。張り詰めた緊張感。これこそが野生のリアルだ。都市部でありながら、食物連鎖の頂点に立つ猛禽類が定着していることは、水元公園の緑地が単なるレクリエーション施設ではなく、本物の「森」として機能していることを物語っている。