大平正芳、宮澤喜一といった言論派の指導者を輩出してきた宏池会の流れをくみ、「リベラル保守」の看板を守り続けた谷垣氏。タカ派的な威勢の良さや勢力拡大の数力学とは一線を画し、常に憲法観や外交安保において慎重かつ現実的な議論を重んじた。
現在の永田町では、派閥裏金問題などを契機に主要派閥が相次いで解散し、政治の軸足が過度な流動化を見せている。保守の本流とは何か。異論を排除せず妥協点を探る「中道保守」の知恵が失われつつある今、谷垣氏の歩んだ軌跡は政治のバランス感覚を取り戻すための教科書となっている。
大平正芳、宮澤喜一といった言論派の指導者を輩出してきた宏池会の流れをくみ、「リベラル保守」の看板を守り続けた谷垣氏。タカ派的な威勢の良さや勢力拡大の数力学とは一線を画し、常に憲法観や外交安保において慎重かつ現実的な議論を重んじた。
現在の永田町では、派閥裏金問題などを契機に主要派閥が相次いで解散し、政治の軸足が過度な流動化を見せている。保守の本流とは何か。異論を排除せず妥協点を探る「中道保守」の知恵が失われつつある今、谷垣氏の歩んだ軌跡は政治のバランス感覚を取り戻すための教科書となっている。