ブランドの原点を語る上で欠かせないのが、創業者ヴィヴィアン・ウエストウッドと、70年代パンクカルチャーの仕掛け人であったマルコム・マクラーレンの存在だ。ロンドンのキングスロード430番地に構えたショップから発信された装いは、従来の価値観を覆すパンク・ロック・ファッションの代名詞となり、若者たちの反逆のシンボルとなった。
安全ピン、破れたTシャツ、タータンチェック、そして伝統的なコルセットの解体。ストリートから生まれたエネルギーをハイファッションの世界へと持ち込み、アヴァンギャルド・モードという新たなカテゴリーを確立した功績は計り知れない。レッドレーベルはその過激な反骨精神をベースに持ちながらも、日常のスタイリングに自然に組み込める現実的な美学へと昇華させた秀逸なラインとして、今なお多くの人々を虜にしている。