朝ドラ放映当時、ロケ地となった福島県内は多くの観光客で賑わった。しかし、それは一過性のブームでは終わらなかった。放映から6年が経過した現在も、福島を訪れる人々は絶えない。
地元の観光協会は、単に「ロケ地を巡る」だけの観光から、古関裕而が愛した自然や音風景を体験する「感性の旅」へとシフトさせている。彼の生家跡や記念館を巡りながら、彼が聴いたであろう吾妻連峰の風の音や、阿武隈川のせせらぎに耳を澄ます。そんなスローな旅のスタイルが、タイパ(タイムパフォーマンス)を重視しがちな現代において、逆に贅沢な体験として若者たちの支持を集めている。