駅ホームを飛び出し、阪急電車らしい艶やかな車体の輝きを引き出すなら、沿線屈指のカーブスポットへ向かいましょう。ファンの間で圧倒的人気を誇るのが山本〜雲雀丘花屋敷の沿線撮影地です。この区間には宝塚線特有の連続S字カーブが存在し、平尾踏切周辺などの好ポジションからは、8両編成の車体をくねらせて前傾姿勢で迫り来る圧巻のカーブ構図を切り取ることができます。背景に広がる山並みとマルーンのコントラストは、このエリアならではの贅沢な景観です。
下町風情と都市の活気が同居する服部天神駅周辺の沿線撮影地も見逃せません。駅南側の直線踏切付近では、住宅街の路地と線路が近接しており、望遠レンズで正面がちに捉えるストレート構図から、街並みを取り込んだスナップ調のショットまで多彩なアプローチが可能です。踏切遮断機や標識の位置関係を巧みに処理することで、日常に溶け込む阪急電車の凛とした佇まいを鮮やかに描写できます。