ブームが加熱すればするほど、地元住民(ウチナーンチュ)との距離が開いていくという皮肉な現象も起きています。行列が長すぎて地元の人が買えなくなったり、観光地価格に設定されたメニューに違和感を覚えたりする人が増えているのです。
「ポーク卵は、お母さんが忙しい朝にパパッと作ってくれるもの。あるいは、部活帰りに小銭で買うものだった」と、那覇市在住の30代男性は語ります。高級化し、観光資源としてパッケージ化されたおにぎりに対して、「美味しいけれど、自分たちの日常からは遠くなってしまった」という寂しさを吐露する地元民は少なくありません。