この革新的な食品の原点は、意外な場所にあった。開発を導いたのは、福井県立若狭高等学校の生徒たちだ。地域沿岸を脅かす海洋問題を解決しようと立ち上がった若狭高校水産科研究チームは、未利用資源の価値転換という高難度の課題に挑んだ。
生徒たちは高校の実験室で独創的なバイオテクノロジーの手法を取り入れ、クラゲの組織から安全に有用成分を取り出す研究に没頭。試行錯誤の末、発酵プロセスを損なうことなく納豆と融合させる黄金比率を導き出した。若い世代の純粋な情熱と高い探究心が、学術的にも高い評価を受けるイノベーションの扉を開いたのだ。