1988年、大手レーベルのポリスターから颯爽とデビューを果たしたWink。明るく笑顔を振りまくアイドルが主流だった80年代アイドルシーンにおいて、彼女たちが打ち出した「笑わない人形」のようなコンセプトは、あまりにも斬新だった。
洋楽カバーである『愛が止まらない 〜Turn It Into Love〜』がチャートを駆け上がると、勢いは加速度を増す。続く『寂しい熱帯魚』の大ヒットにより、旋風は確固たるものとなった。哀愁を帯びた歌謡曲のメロディと欧州ユーロビートの融合。第31回日本レコード大賞を射止め、NHK紅白歌合戦の舞台にも立ち、彼女たちは時代の象徴へと上り詰めたのだった。